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リーガット症候群とは?
―「腸のバリア機能」と肌・アレルギーの深い関係―

2025.11.11
リーガット症候群とは?―「腸のバリア機能」と肌・アレルギーの深い関係―

どんなにスキンケアを頑張っても、なぜか肌荒れが治らない…。
そんなとき、原因は「腸の中」にあるかもしれません。

近年、腸の炎症やバリア機能の乱れ(リーキーガット症候群)が、ニキビ、アトピー、慢性的な疲労、食物アレルギーなど、さまざまな不調に関係していることがわかってきています。

リーキーガット症候群は、腸のバリア機能の乱れによって起こる状態で、腸の粘膜が弱まり、未消化のたんぱく質や毒素などが体内に漏れ出してしまうことが特徴です。

それを異物と認識した免疫が反応し、炎症やアレルギー反応を引き起こします。

こんな症状がある人は注意

  • 休息を取っても慢性的な疲労やだるさが抜けない
  • ニキビや肌荒れ、アトピーを繰り返す
  • お腹が張る・便秘や下痢をしやすい
  • 花粉症や喘息などアレルギー症状が年々ひどくなる
  • 食後に強い眠気や頭痛、倦怠感が出る
  • アレルギー検査で複数の反応が出ている
  • サプリメントを飲んでも効果を感じにくい

 

こうしたサインがある場合、腸のバリア機能が弱まり、リーキーガットの兆候が見られている可能性があります。

なぜリーキーガットが起こるの?

リーキーガットの背景には、複数の要因が重なっています。

  • ストレスや睡眠不足:自律神経の乱れが腸粘膜の修復を妨げます。
  • 添加物や精製食品の摂りすぎ:腸内環境が乱れ、炎症が起こりやすくなります。
  • 抗生物質や薬の長期使用:善玉菌が減少し、腸壁の防御機能が低下します。
  • たんぱく質・亜鉛・ビタミンDなどの不足:腸の粘膜を修復する栄養が不足すると、バリア維持が難しくなります。

こうした要因が積み重なることで腸が慢性的に炎症し、「腸がゆるむ」=リーキーガットが起こりやすくなります。

リーキーガットと遅延型アレルギーの関係

リーキーガットは、遅延型アレルギーの原因になることが多いと考えられています。
腸の粘膜がゆるむことで、未消化の食べ物の断片が血中に漏れ出し、
体がそれを“異物”と認識してIgG抗体を作ることでアレルギー反応が起こります。

ただし、慢性的な遅延型アレルギーが腸の炎症を悪化させ、リーキーガットをさらに進行させることもあります。
つまり、どちらか一方が原因ではなく、互いに影響し合う関係です。

肌や全身の不調とのつながり

腸と肌は密接に連動しています。
腸内環境が乱れると、免疫やホルモンのバランスが崩れ、炎症を抑える力が低下します。

その結果、
・ニキビ・吹き出物が治りにくい
・アトピーや湿疹が悪化する
・肌がくすむ、乾燥する
・疲れやすい、気分が落ち込む
といった症状が出やすくなります。

根本的な改善には「整える力」を取り戻すことが大切です

根本的な改善には「整える力」を取り戻すことが大切です

リーキーガットや遅延型アレルギーは、“何を食べたか”だけでなく、“体がどんな状態でそれを受け取っているか”が深く関係しています。

腸のバリア機能、栄養の吸収力、炎症を鎮めるホルモンバランス──

これらが正しく働くことで、私たちの体は本来の治癒力・回復力を発揮できます。

かわさきかおりクリニックでは、血液検査によって体内の栄養状態を読み解く「栄養解析」を通して、腸・肌・免疫のバランスを整えるサポートを行っています。

さらに、院内には「一般社団法人オーソモレキュラー栄養研究所」が認定するONP/ONEカウンセラーが在籍し、最新の栄養学に基づいた具体的な食事指導や、必要に応じて医療用サプリメントなどの栄養補助のアドバイスを行っています。

症状を“抑える”のではなく、“整えていく”医療。
それが、私たちが大切にしているアプローチです。

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