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- ドクターズインタビュー
皮膚科を専門に選ばれた理由を教えていただけますか?
内臓や栄養の状態を一番初めに教えてくれる、サインを出してくれるのが皮膚なのです。栄養バランスが悪いと肌荒れが出たり、肝臓が原因で肌が黄色っぽくなったりしますよね。それを診た皮膚科の先生が、「これが出ているから病名は…」と診断する姿を見て、面白いなと感じたことがきっかけです。
今まで漠然と見ていた1つ1つのしみに名前があって、これがあるから日光に当たる生活をされてきたんだとか、これが出ているから脂っこいものが好きなんだとか、推理していく楽しさを感じたのです。
どうして西宮で開業しようと思われたのですか?
大学入学をきっかけに来て以来、とても居心地が良く、ずっと西宮に住んでいます。西宮は大阪も神戸も近く、海も山もあり、バランスの取れた場所で、私にとっては地元以上に地元になっています。
すぐに独立することは考えていなかったのですが、タイミングやご縁に恵まれ、思い切って開業することを決めました。
1つの症状だけではなく、
根本からの症状改善
を目指します
皮フ科かわさきかおりクリニックのコンセプトは?
美容皮膚科で女医なので、男性が入りにくくなってしまうのは避けたいと思いました。設計士の叔父と叔母が内装を担当してくれたのですが、スタイリッシュな雰囲気にしたいと希望を伝えたところ、イメージカラーを決めようとなりました。私のラッキーカラーが青なので、スッキリとした印象のライトブルーにしました。
診療で大切にしていることは?
バランスの良い治療をしたいということが第一です。何らかの不調サインが出た皮膚だけを治すのではなく、そこから全体に目を配って治療やアドバイスに繋げていくことを大切にしています。
奥深い悩みを持っている方も多いので、背景に何があるのか、原因から探る。加えて食事や日々の生活から改善できることがあれば、向き合う。そうした“根本から治していける治療”を提案したいと考えています。
「根本的な治療」の具体的なケースとして、どんなものが?
顎のニキビを繰り返していると来院された方がいらっしゃいました。色々な皮膚科に行き、薬をもらえば治るけれど、また1ヶ月も経たないうちにぶり返すとお話されていたので、採血してみたところ、鉄分の数値が異常に低いことがわかりました。
よくよくお話を聞いてみると、「朝起きられない」「肩こりがある」「生理痛が重い」など、ほかの症状があったのです。そこで栄養療法としてサプリメントを処方して鉄分やビタミンBを補ってもらったところ、ニキビも諸症状も改善されたのです。
1つの症状だけに捉われず、根本から見直す必要性を、日々感じています。
そのため、体に足りない栄養を補う栄養療法や、より良い治療結果を得るための“身体の土台づくり”をするブーストアップ治療(ブーストアップホリスティックケア®)は、当クリニックにとって、とても重要な治療となっています。
多角的な視点で提案悩んでいる方こそ
ご相談ください
どんな方がお越しになられていますか?
当クリニックの基本は保険診療だと考えているので、ニキビやヘルペス、じんましんといった主訴が入り口になる場合が多いです。そこからお話をしていく中で思い当たることがあれば、一度、血液検査をしてみるという流れですね。
さらに「早く治したい」「最大限の治療をしたい」とご希望された方には、自費診療をご提案しています。美容外科や形成外科、美容歯科など、専門医と共に、知識と技術を駆使して改善を目指します。
お子様もご来院されている?
お子様の症状で多いのはアトピーです。強い薬を使っているけれど、繰り返してしまう・夏になるたびあせもが出るという子は、集中力がなかったり、怒りやすかったりという症状が見られることもあります。食事から見直してもらうと、皮膚が強くなり、落ち着いて勉強できるようになったりするなど、目に見えて効果がわかるケースが少なくありません。
また、やはり保護者の方の協力が不可欠なので、湿疹が気になってゴシゴシと洗ってしまう方には、正しいスキンケア方法をお伝えしたり、糖質を控えてたんぱく質を摂りましょうと提案したりしています。
最後に、ホームページをご覧の方にメッセージをお願いします
本来の健康的な美しさを引き出すお手伝いをすることが、私たちの役割です。お薬や機器を使った治療はもちろんですが、背景にある考え方や生活面などを振り返り、一緒に根本原因を探っていくことを大切にしています。
また、表面的な治療だけでなく、お薬の効きを良くしたり、再発を防止したりするためには、体の中のスペックを上げていく必要があります。そのために必要なアドバイスや多角的な視点での治療をご提案させていただきますので、「どこに行っても治らない」とお悩みの方は、是非、当クリニックまでご相談ください。