執筆者
医療法人ミント会 皮フ科かわさきかおりクリニック
院長 川﨑加織
専門資格
- 医学博士
- 日本皮膚科学会認定専門医
- 日本抗加齢医学会専門医
所属学会
- 日本皮膚科学会
- 日本抗加齢医学会
毛穴は誰の肌にも存在しますが、さまざまな原因により毛穴が目立ったり黒ずんだりすることがあります。ニキビやシミと比べると、改善を諦めがちな肌トラブルですが、適切な治療によって改善が可能です。
鼻から眉間、おでこにかけての部分はTゾーンと呼ばれます。このエリアは皮脂の分泌が多く、毛穴の黒ずみや開きが起こりやすい部位です。
皮脂の分泌はTゾーンほど多くはないものの、ターンオーバーの遅れや筋力の低下によってたるみが生じ、毛穴が目立ちやすくなります。また、年齢を重ねていくとお悩みされる方も増えてきます。
ホルモンバランスの乱れや生活習慣の乱れにより、皮脂の分泌が過剰になり、毛穴が開くことが多くあります。
加齢による水分量や皮脂量の減少や、過剰な洗顔によって肌が乾燥すると、その反動で皮脂の分泌が過剰になり、毛穴が開いてしまうことがあります。
洗顔で十分に汚れが取り切れていなかったり、代謝の低下などが原因で、皮脂を含む汚れが溜まると、それが毛穴の開きに繋がります。
ストレス、不規則な生活、睡眠不足などは、ホルモンバランスの乱れや血流の低下を引き起こします。これにより、肌のターンオーバーが遅れ、酸素や栄養の供給が不足することがあり、その結果として毛穴の開きが引き起こされることがあります。
肌の毛穴の悩みは、ただ“洗顔・毛穴ケア”だけでは十分に改善しきれないことがあります。
当院では、医学的エビデンスに基づいたレチノール(ビタミンA誘導体)の利用と、高品質なドクターズコスメ製品を併用することで、毛穴治療の幅と効果を高めるアプローチをご案内しています。

当院では、症状や肌状態に応じて医療用レチノール内服も選択肢としてご案内しています。当院で採用している医療用サプリメントのレチノールはイソトレチノインより安全性が高く、どなたでも安心して飲んで頂けます。
スキンケアとして毎日使える、クリニックが厳選したレチノール配合のドクターズコスメも併用をおすすめします。
当院では、処方型ドクターズレチノール製品の取扱いを行っており、診察のうえで患者様の肌質・目的に合わせてご案内しています。
| ナノメド VA | ![]() |
| ゼオスキン スキンブライセラム |
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| ゼオスキン ダブルテクスチャーリペア |
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| ジャンマリーニ マリーニルミネートフェイスローション |
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医療脱毛で毛がなくなると、カミソリや毛抜きによる刺激が減り、炎症や黒ずみが落ち着き、結果として毛穴が目立ちにくくなることがあります。
ただし脱毛だけでは改善出来ない可能性もありますので、ピーリングやスキンケアを組み合わせると効果的です。
1. 基本治療:ダーマペン、トライフィルプロ、医療脱毛、毛穴ケア、ピーリング、LED、イオン導入などの施術を実施
2. 併用スキンケア:ドクターズコスメのレチノール製品を日常ケアに追加
3. 補助治療:症状強め・効果を早めたい方にはレチノール内服を検討
4. モニタリング・フォロー:肌状態変化を見ながら処方や施術の調整を行います